ひとりごと

★note 1 英語の授業に思う

2019年7月14日 16:14

ログインできなくて諦めていたnoteにログインできるようになった。
何を書いたのか思い出せなかったのだが、11本、自分なりの記録になっていたので、ここでも読めるようにしておく。
noteにログインできなくてもいいようにね。

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息子の英語の授業の話である。


息子は英語が嫌いだった。単語を覚えることなどとんでもない。


その彼が英語の関心を高めることになったのは高校の時の一人の英語教師との出会いであったと思う。

その教師は、最初から授業をオールイングリッシュで行い、使用する辞書は英英辞典。そのため、一部保護者から授業のやり方について、○○高よりやさしい教科書を使っているだの、進度が遅いだの、これでは受験が心配だのと、不満が蓄積した。ついには懇談会後、息子のクラスのみ英語授業についての説明が行われることになった。


まず、英語授業についての保護者たちの意見が求められ、今のやり方について受験が不安(不満)だという声がたくさんあがった。今のやり方について全面的支持はその教師の父親に教わったというひとりの保護者とその父親の先生を知っている私だけで、残りは沈黙。


次は教師が、英語で保護者たちの意見を求めた。誰も答えない。ランダムに指名し始めた。よし、当たったら、すみません、英語が不得手なので、スペイン語でいいですか?って言おう、とシミュレーションし始めたところ、賛成した保護者がきれいな英語で意見を述べた。ようやく、反対保護者の一人が口を開いた。「無理です」


すると、教師は、この説明法について、非礼を詫びた後、なぜこの授業のやり方なのかを話し始めた。


生徒たちは受験勉強のためだけに英語を勉強しているわけではない。


彼らは、今、皆さんが体験したように、職場で普通に英語が話されているような生活になるのかもしれない。


そのための英語、受験の先の英語を教えたい。


それでも、食い下がる一部保護者。すると教員、東大の入試問題を見せた。1枚の絵があった。


「自由な発想でこの絵を英語で説明することが入試で出るんですよ。」と。


反対保護者たちは黙ってしまった。反対保護者たちは東大、医学部ねらいの子たちの親が多かったのだろう。もちろん、オールイングリッシュの授業についていけないという不安で反対していた保護者たちもいた。


その後、しばらくして、自由参観でその教師の英語の授業を見学した。


すべて英語でのやりとり、はい、机を動かして、リスニングの小テストやります、隣りと交換して○付けね、教師は時々英語で親父ギャグをとばす。生徒たち、ひき気味、失笑。まったく母語での英語授業だった。


中には英会話を小さい頃から習っている子もいるだろう。ホームステイ経験がある子がいたのも知っていた。しかし、うちはまったくそんなことをしたことなどなかった。でも、ついていっているじゃん、と思った頃、息子が当てられたのだが、まったく問題なく答えていた。


親の心配、どこ吹く風。


子供たちは自分が必要だと思ったら、きちんと判断して進んでいくのだ。

それにしても、教育熱心な保護者。教科書の中身までチェックするとは。進学校あるあるだ。熱心なことは悪いことでもないが、
東大の二次の英語は23P、京大は5Pなんて知っている保護者もいて、どれだけ熱心なんだと感心したことを思い出した。

ところで、私は、語学ヲタクである。得意ではないが、好きである。英語、スペイン語、ポルトガル語、日本語ボランティア。コミュニケーションツールとしての言葉への感心はとても高い。それは、高校時代、英英辞典で英語を好きになり、英語でものを考える、英語の言葉の面白さに気づいたからである。共通一次の失敗で違う外国語を専攻することになったのだが、大学での最初の授業は、オールスパニッシュ、まったく、スペイン語がわからない段階で「あなたはだれですか?」を互いに聞き合うところから始めた経験もあったので、母語ではない授業に対してはまったく抵抗もなかった。それで、教師の授業には賛成をしたのだ。賛成を明言した点で、保護者たちの輪から外れてしまった。

なぜ、こんなことを思い出したのか。それは、受験に英会話が出ることとか、進学校に通うお子さんのいる親御さんの思いとかに触れて、私の中の引き出しから、少しばかり体験がかけらになって散ったから。その整理のために書き留めてみた。


まあ、すべては懐かしい思い出。

最後に息子。センターでも二次試験でも英語は得点源となった。しかし、入学してすぐ、履修できるからと、上級生もいるゼミを履修してしまい原書で小説を読むゼミでかなりショックを受けたらしい。大学で英語を学んでいる人たちと大学受験を乗り越えたばかりの人たちとの差、ショックを受けただろう。しかし、彼のことだ、このショックはバネになっているはずだ。

子供たちは、自分で決めたら、そこに進めるのだから。

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