「ものぐさ」という言葉を選んだ翻訳者がすごいと思ったんだけど、名前に聞き覚えがあるから調べてみた。
「しろいうさぎとくろいうさぎ」「おやすみなさいフランシス」は子供の頃から大好きな絵本。「うさこちゃん」シリーズも。パディントンは大人になってから知ったんだけど、ロンドンで作者のサイン本を買ったし、パディントン駅に行ったくらい大好きな本を訳していた方だった。
そりゃあね。「ものぐさ」も出てくるよね。
翻訳はセンスが大事だ。どれだけ本を読んでいるかの経験値も大事だけど、それだけじゃない。オリジナルの内容をいかに他言語で伝えるのが難しいのか、外国語学部で文学モノも翻訳したことがあるからよくわかる。そして自分にはそのセンスがないことも。
絵本の文章も同じだ。絵本を読むだけなら、かなりの数を読んできたけど、普通の文章すら書けない自分が絵本の文章を書くセンスはない。
待てよ。思い出した。
家には絵本も含めて本がたくさんあったことを。いつも本が読める状態で、友達の家に行くと本がないのが不思議だったことを。小学校まで私は図書室が大好きで本を借りまくっていたことを。中学校では学校改築で図書室が閉鎖、その後図書委員長になったものの担当の先生が苦手で図書室を敬遠したことを。新井素子氏、星新一氏にはまって作品を買いまくったことを。社会人になってSF作品を買いあさったことを。ハインライン崇拝者であったことを。
いわゆる「名作」を読んでいなかっただけで、児童文学とSF作品を読んだ量はかなりあるということを。
書いてみたい。
ひとさまに読んでもらえるレベルではないから、こっそりと。
星が見えた。
そういえば、息子たちもおっとも本を読むのが好き。下とおっとはラノベやファンタジー専門だが、上は多読。図書室では本を借りないで休み時間に読んでいたらしい。だから図書室の「読んだ本が多い人」ランキングに名前がなかった。中2でカフカの「変身」を読み、「太宰は好きじゃない」と言い、大学生時代は府立図書館に入り浸り帰省せず、図書館があるからここに残りたいと言っていたくらい本が好きなのだ。
私はいわゆる速読で、私以外に一緒にネットの文章を読んでいて私がスクロールすると、おっとは「待って」を言うが、上の子とはスピードが一緒。
読むことに慣れているから。頭に入るスピードやポイントが近いのかもしれない。
何より、上の子は多読で、私は翻訳(大意をつかむレベルではなく)で、「読むこと」が好きだからではないのかな。
実は「書くこと」も好きなんだ。
星がきらめいた。
誰のために何をするのではなく、好きなことをやろう。ハンドメイドも続けるけどね。