すうぐ・いじけるんはうれしかった。
くまさんが、すうぐ・いじけるんがだいすきなカレーなべをつくってくれたから。
じゃ、なくて。
くまさんからのことばがほかほかにしてくれたからだ。
くまさんとすうぐ・いじけるんにはこどもがふたり。
うえの、かぴたるというまちにいるぷうくんと
したの、せくれとというまちにいるぽおくん。
ふたりともかおはくまさんのコピー。
すうぐ・いじけるんはふたりがだいすき。
できればけっこんしたいというくらいすき。
ふたりのかおがすきで、ほんとにイケメンだよね、とよくいう。
それをいうと、くまさんは
「ありがとう」
という。
くまさんにきいてみた。
わたしは、ふたりがだいすきなんだけど、くまさんはふたりのことすき?
「すきだよ」
わたしへのすきとどうちがうの?
「すうちゃんは、はいぐうしゃ、
こどもたちは、ぶんしん」
ぶんしん。
そういったくまさんのことばは、いままでのくまさんのこうどうをうらづけるものだった。
だから、あのときも、…
わたしは、…
わたしはくまさんにたくさんたすけてもらっているけど、くまさんにはなにもやくにたってないんだよね。
「すうちゃんは、いてくれるだけでいいんだよ」
それに、くまさんをがまんさせているようなんだよ。
くまさんは、どにちのごはんをつくってくれる。
でも、なにをつくるかすごくなやむんだって。
だから、
くまさんのすきなものをつくって。
わたしのたべたいものを、きにしなくていいのに。
っていってみた。
そしたら、
「きもちよくたべたいでしょ」
わたしのかおいろをうかがってたわけじゃないんだ。
くまさんは、すうぐ・いじけるんをよろこばすことばをいつもいってくれているのかもしれない。
ま、いいか〜
くまさんにいった。
くまさんがかんがえてるより、わたしはくまさんがすきだよ。
わたしがかんがえてるより、わたしはくまさんがすきなのかもしれないけど。
「そうだね」
そのことばはかれーなべよりすき。
すきということばがすなおにいえる。
「すき」はさいきょう。